【2018/01/15】ブータン王国との交流会

2018年 1月15日

ブータン王国との交流会

国際奉仕委員会

 柿本人麻呂が教え伝えたとされる手漉き和紙の技術は1300年もの間、浜田市三隅地区で「石州半紙」として守り伝えられており、現在、国の重要無形文化財の指定を受けると共にユネスコ無形文化遺産にも記載されております。
 浜田市とブータン王国は、この紙漉き技術の支援をきっかけに1985年から交流を図っておりますが、今年1月ブータン王国の美術教職員4名の方が研修のため来日、浜田に滞在される機会を利用し、国際奉仕委員会が中心となり交流会を企画しました。
 ブータン王国は、2013年に学校教育に美術カリキュラムが導入され、一部の学校で美術授業が始まったものの、専門的・実践的な教育を受けた美術教員がいないため、子供たちへの指導が充分にできていないそうです。また、美術教員を確保する事が難しい学校が多いことや、粗悪な画材や教材の不足も課題となっているとの事でした。
 今回、私達浜田クラブは、ブータンの子供たちが少しでも美術教育環境が改善される事を願って、日本製のクレヨン、絵の具などの画材を送って応援する事となり、当日例会の後、目録贈呈式を行いました。その後、ブータンの方4名は各テーブルに分かれて頂き、通訳を買って出たロータリアンと共に歓迎会で理解を深めました。
 港町浜田の幸をふんだんに使った和食とブータンのお酒に似て美味しいとお気に入りの弥栄のどぶろくを囲み楽しいひと時を過ごし、余興では、松村国際奉仕委員長がソングリーダーでアカペラSUKIYAKIを合唱後、ナワンさんと江木親睦活動委員長のデユェット「ぶんぶんぶん」も飛び出し、交流会は大いに盛り上がりました。
 私達浜田クラブは、グローバル補助金などを有効に活用し、今後も国際奉仕活動に積極的に取り組んで参りたいと思います。